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ご挨拶 ―東北連合学会(2025年)の開催にあたりー
このたび令和7年7月19日(土曜日)、20日(日曜日)に仙台市において第73回日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会東北地方部会連合学術講演会を行います。本会は東北連合学会の名称で親しまれ、多くの若手医師が発表を行う登竜門的な研修会であるとともに、東北地方の耳鼻咽喉科医師が耳鼻咽喉科診療の情報を集めつつ旧交を温める機会になっています。開催の機会を賜りましたことに心より感謝を申し上げます。
学会の概要を紹介します。土曜日午前には各大学が推薦する研究講演からなるResearch Forumを実施します。本年も魅力的な講演が揃い、専門外の方々にも是非聴講していただきたく存じます。引き続き午後にかけて一般演題口演とポスターを実施します。新入、若手からベテランまで30題近くの演題が集まっています。学会場では忌憚のない熱い質疑応答・討論をお願いします。
土曜日夕方には日耳鼻の大森孝一理事長にご講演いただきます。耳鼻咽喉科を取り巻く状況や若手医師のリクルートに関してお話をうかがえればと思っております。理事長講演に引き続いて学生・研修医とともに耳鼻咽喉科の魅力や生涯教育にふれるセッションを行います。各県から多くの学生・研修医に参加していただけるよう努めてまいります。
日曜日には10時頃より耳鼻咽喉科領域講習と専門医共通講習を続けて行います。
領域講習は睡眠時無呼吸症候群の治療として近年導入された舌下神経刺激療法について解説をおこないます。共通講習は医療倫理として接遇とアンガーマネジメントについて専門の講師の方から肩の凝らないお話をうかがいます。日常の診療、生活に役立てていただけますと幸甚です。
日曜日午後には補聴器相談医更新のための講習会(1時間半、0.5単位)を行います。この機会に補聴器相談医の方々は是非ご聴講ください。
会期となる7月の後半は梅雨も明け、からりとした晴天になることが望まれます。仙台に集い、学び、交流を深めていただけますと有難く存じます。
多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
第73回日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会東北地方部会連合学術講演会
会長 香取幸夫(東北大学耳鼻咽喉・頭頸部外科)