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期研修プログラムのご案内

東北大学病院 初期臨床研修を振り返って

逸見 朋隆(H26 日本大学医学部卒業、H28 東北大学病院初期臨床研修修了)

医師免許取得後の初期臨床研修制度の義務化から10年が経ち、今や各病院ごとに特徴のある研修プログラムが用意されています。医師としての臨床や研究の能力を養うためだけでなく、社会人としてのスタートでもある2年間は言うまでもなく非常に重要な期間です。

そうとは分かっているものの、病院見学や説明会に行っても、正直なところ立地と待遇しか違いがはっきりとわからないという経験を私自身も経験しました。私は東北大学病院での研修を選択し指導医や環境に大変恵まれ、少し自信をつけて耳鼻咽喉・頭頸部外科科専攻医としてのキャリアをスタートできます。そこで、このページでは卒後研修を東北大学ですることのメリット、志望科を早めに決定することのメリットについてご説明致します。

東北大学病院の初期臨床研修の特徴は、非常に自由度の高い研修プログラムを各個人ごとに作成でき、大学病院と約60ある関連病院での研修をどちらも経験できる「たすきがけ」が可能である点です。大学病院では先進的な医療や、稀な症例、研究のデザインだけでなく、市中病院にはない専門的な診療科で研修を積むことができるメリットがあります。その反面、大学では診療に携わる機会の少ないcommon diseaseに関しては市中病院で経験を積むことができます。更に、複数の病院で研修することで、自分の行っていた医療に合理性があったか否か、「井の中の蛙」になっていなかったかの確認ができることも東北大学研修のメリットだと考えます。

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1年 東北大学病院 東北公済病院
耳鼻咽喉・頭頚部外科 救急 消化器内科 内科 循内 麻酔
2年 東北公済病院 東北大学病院 長町 仙台市立病院 東北大学病院
麻酔 外科 耳鼻科 精神 放治 感染 地域 耳鼻咽喉科 耳鼻咽喉・
頭頚部外科

上記が私が実際に過ごした2年間の研修内容です。志望科を早く、できれば研修開始前に決定することで、東北大学病院研修の良さは最大限に引き出されると思います。ご覧のように耳鼻科を軸に据え、頭頸部重複癌精査や下咽頭癌の加療、入院患者の胃瘻増設などでお世話になる消化器内科。頭頸部癌患者に対する照射計画の作成をしていただく放射線治療科等を大学で研修し、common diseaseを数多く経験したいと思った科を市中病院で研修しました。志望科である耳鼻科に関しては大学と市中病院をどちらも経験することで病棟管理、外来、手術を数多く経験できました。もちろんこのような研修内容は自分一人で作成した訳ではなく、ホスト科(私の場合は耳鼻科)の先生に相談しながら、キャリア形成に直結するように組んで頂きました。

必ずしもホスト科を決定する必要はなく、また研修初年度の年末に希望調査があり、翌年度の研修内容を変更することも可能であることも東北大学病院研修の良い点です。
いかがでしょうか、興味を持っていただけましたでしょうか。直接お話しできればもっと伝えられることもあるかと思います。「研修病院選びがわからない」、「絶対にこの科になると決めている」そんな皆さんのお越しをお待ちしています。