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たれ!耳鼻咽喉科・頭頸部外科へ

このページでは、主に医学部学生、初期研修医の方に向けて
東北大学 耳鼻咽喉・頭頸部外科の魅力を分かりやすくお伝えいたします。
その一部を紹介すると・・・・・

東北大学 耳鼻咽喉・頭頸部外科の魅力

1)幅広い専門性

耳鼻咽喉・頭頸部外科は幅広い診療領域を含む診療科です。関連する領域を含めると、耳科学(関連領域:聴覚、神経耳科、めまい・平衡、耳管機能)、鼻科学(関連領域:アレルギー疾患、嗅覚)、喉頭科学(関連領域:音声・言語)、口腔咽頭科学(関連領域:睡眠時無呼吸、病巣扁桃疾患)、頭頸部腫瘍(関連領域:頭頸部癌基礎・臨床研究)、摂食・嚥下(関連領域:神経・神経筋疾患への対応)、気管食道科、甲状腺、感染症など多岐にわたります。そのそれぞれの領域に対し、診断、検査から手術を含む治療までを一貫して担うことが耳鼻咽喉・頭頸部外科の特色であり、当教室でもその姿勢を重んじております。また、頭頸部がん、鼻科手術、耳科手術、補聴器、めまい、嚥下などのサブスペシャリティの資格も充実しつつあり、複数の専門や研究テーマを持つ教室員もいます。

2)幅広い働き方

専門医取得を目指す専攻医期間は、プログラムに沿った研修を行う必要がありますが、その後の働き方には様々なものがあります。勤務先としては大学病院の他に宮城県や近隣地域をはじめとする多くの関連病院、がん診療や喉頭・音声診療、耳科診療に特化した関連病院、クリニック(開業医)などがあります。また、手術などの急性期治療から、慢性疾患の経過観察、リハビリテーション、療育や発達を含めて診る小児疾患など、診療のフェーズも様々なものがあります。これらの働き方を始めからではなく、その時の興味や生活の状況にあわせて選択できる余地があるのも耳鼻咽喉・頭頸部外科の特徴と言えます。当教室でも、実際の働き方は各医師により様々です。

3)先進的かつ高い技術の医療

専門分野ごとに、先進的、高い技術、あるいは科の枠を超えた診療体制(各センター)での医療を提供しています。頭頸部腫瘍センターでは放射線診断科、放射線治療科、腫瘍内科、歯科などとの連携により、より安全で機能温存やQOL向上を目指した治療を行っています。摂食嚥下治療センターでは、歯科、リハビリテーション科、栄養科との連携により、病態解明やリハビリ・手術による治療を目指して積極的に取り組んでいます。睡眠センターでは、呼吸器内科、産業医学分野との連携により睡眠障害のより包括的な診断と治療へ向けた準備をすすめています。手術においては、鼻科、耳科、頭頸部腫瘍の各領域での内視鏡手術、音声改善手術、嚥下改善・誤嚥防止手術、など低侵襲手術にも非常に積極的に取り組んでいます。

4)他科・部門との連携や境界領域における未来

幅広く診断から治療までを担う領域が多くある反面、境界領域における他科・部門との連携診療が多いのも耳鼻咽喉・頭頸部外科の特徴です。耳鼻咽喉・頭頸部外科の診療の対象は、脳と眼球を除く鎖骨より上のすべての臓器といわれます。解剖学的に、脳、眼球、口腔(歯科)、食道、肺などと接しているだけでなく、様々な臓器で構成される機能が診療の重要な部分を占めています。また、アレルギー、摂食・嚥下、睡眠障害、高齢者特有の疾患(フレイル)などは様々な診療科との境界領域と言われていますが、今後耳鼻咽喉・頭頸部外科医のますますの活躍が期待されている分野です。

5)若手から活躍の場がある!

東北大学耳鼻咽喉・頭頸部外科では、専攻医プログラムに沿った研修、手術経験等にとどまらず、より専門的な研修を行いたい若手医師をサポートしています。基幹病院である東北大学病院、関連病院の他に、国内外への施設見学・臨床留学、他の研究室での基礎研究、留学を応援する体制があります。若手のうちから多くの手術経験を積んだり、得意分野での研究、学会発表、論文作成などを進めたりすることにより、若手のうちから活躍の場が期待できます!!

上記の内容に興味を持った方は、是非当教室の診療の様子や教室内の雰囲気を感じていただけると嬉しいです。見学の御相談、いつでもお待ちしています。